VWのディーゼル排ガス規制偽装について。

心底がっかりした。

自分が車が好きになった頃、一冊の本がブームになった。

「間違いだらけの車選び」

その中で、絶賛されていたのがVWゴルフであった。

その後、友人の初代に乗る機会もあったが、なるほど、
今考えればかなりコンパクトなサイズの中にルーミーな室内を実現し、
割り切りながらも個性的なボディ、走ればその頃の国産車など目ではない
剛性感や走りの確かさに驚いたものだ。

その後、ゴルフがモデルチェンジする度、そのセグメントで一頭図抜けた
完成度を持つと言われ続けてきた。

7代目ゴルフも、そのサイズ感(特に全幅)が気になるものの、
日本カーオブザイヤーを受賞するなど、絶賛を浴びていたものだ。

ただし、ここ最近のメルセデス・ベンツのAからCへ続くラインナップの拡充や
(これまでと比較して)低価格車の充実、BMWのディーゼル攻勢に比べて
イマイチ地味な感は否めず、なぜディーゼルをもっと早く導入しないかと思っていた。
インポーターは価格面を強調していたが、実際数十万高くなったとしても、
燃費と、ハイオク→軽油の価格差で、かなり早期に回収できるはずだし。

と思っていたらまさかの偽装報道である。

当然、排ガス値をチェックする検査行程と、実際の走行時データは乖離するもので、
それは燃費データでも同じこと、ではあるのだが。

検査時のみ排ガス処理に有効なチューニングができるシステムを、
予め搭載していたことを、VW自身が認めたのだからもう聞いて呆れる。

そもそもドイツ車のこれまでの金科玉条として、卓越した技術力と言うのは
最も大きなアドバンテージだったはずで、もちろん走行性能がその中でも一番かと
思うが、エンジン技術でも世界をリードする存在だったはずであり。

いち早く低排気量ターボエンジンを開発し、あらゆる車種に乗せてみせたのも、
そのうちの一つだったと思う。

それが実は、化けの皮が剥がれてみれば、そもそもアメリカの排ガス基準に
適合したエンジンが開発できず、誤魔化しで切り抜けたエンジンを積んだ車を
何年も売り続けていたというのだから。

そしてその余波は世界中に広がり、大変な台数が売られていたのが分かっている。
ただ、アメリカの基準が厳しいだけで、他の国ではその基準値でもいいのかもしれないが、
報道では、ヨーロッパで発売されている最新機種のディーゼルも怪しいのではないかなどと
言われており、又、同系統のエンジンを積んだVWグループの車(アウディなど)や、
果ては同じ電子機器サプライヤーを使う他メーカーも疑われる始末。

こうなってしまった今、自分の中でのVW評価は地に落ちた。
今まで頼もしく見えていた街で見かけるVWやアウディが、急に
薄っぺらいものに見える。最近発表したゴルフGTEも、何かこの件に対する
誤魔化しのように見えるし、そもそも500万もするこの車が救世主にはなれないと思う。
おそらく予定されていたパサートからのディーゼル日本導入も止まるだろうし。

実際、いくらディーゼルが「クリーン」を謳ったところで、少なくとも日本の都市部で
渋滞の中を這いまわるような使い方では、そのクリーンさは生かせないと思っていて、
実際ヨーロッパで重視されているCO2排出量より、NOXやPMの排出の多さのほうが、
厄介なことだと思われ。当然貨物車には欠かせないから、どんどん進化してもらいたいが、
やはり日本ではHV→PHVの流れが自然なのかなと思う。特に今後、バッテリーの
大きなブレイクスルーさえあれば、ほぼ通常はバッテリー+モーターで走行し、エンジンは
発電のみに使う、という形が普及するのではないだろうか。
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